ノアローちゃんの最後の数ヶ月について書こうと思っていましたが、悲しくて辛くなるので簡単にします。
お正月休みが終わってから、1月、2月、3月と、寒くて不順な天候が続きました。
寒がりの私には、とりわけ寒さが堪えました。
日本全体、私の生活圏の雰囲気も暗く寂しいものになっていた事が思い出されます。
ノアローが家にいて、毎日「可愛いね」と言ったり、ふざけたり遊んだりしてノアローを喜ばせ、平凡な日常を暮らすことが心からの幸せでした。
毎日、殆ど一緒に時間を過ごし、お布団で一緒にネンネして、それでもその時間が一日でも長く続くことを祈り願いました。
10歳を過ぎたのだから、いつお迎えが来てもおかしくないのだと、折々に自分自身に言い聞かせたものです。
こんな元気な子がいつか老衰で亡くなるとして・・・、でも、一体どんな風に???
全く想像も出来ませんでした。
ノアローが年老いて、ヨボヨボのお爺ちゃんになるという事は想像出来ませんでした。
今年の春は寒くて風が強かったですね・・・。
2月も3月も大した事もなかったらしく、手帳にはノアローについては何も書かれていません。
ただ、3月に耳が外耳炎に掛かり膿が出た、と言うことがありましたが、特に心配はしなかったです。
4月5日の夜、ノアローの様子がおかしくなって、腰痛か肋間神経痛が起きて動けなくなっている事がわかりました。
2009年(去年)の6月にも起きていたので、「あ、また来た」と思いました。
シニアのワンちゃんだから、きっと又起こると思っていましたが、とても冷静には見ていられなかったです。
去年と同じようにブルブルと震え、痛さに怯えているように見えました。
二度目だったから、もっとノアローが楽になるように悪化しないようにと努めたのですが、去年のように病院へ行く前には丸くなって眠る・・・という事はありませんでした。
この腰痛がトリガーとなってしまったのかどうかわかりません。
腰痛の回復は去年と比べてすっきりしませんでした。
体重もオヤツを沢山食べているはずなのに33.9kgと自然減していました。
そして、4月15日頃から咳をし出しました。私は一回ノアローがクシャミをしたのを聞いています。
そして16日に雪が降り、その翌17日、午後遅く、寝ていた姿勢から立ち上がり、歩き始めたノアローの後ろ足がくの字に曲がって崩れ落ちていく姿を私は目撃しました・・・。
ノアロー自身も面食らっているような、そんな後ろ姿でしたが、ノアローが縁側のクレートの前でうずくまるまで追いつけませんでした。
腰痛かと思いましたが、ノアローの体は震えてはいませんでした。
ただ、体温が低かったような・・・、今思えばそういう気がします。
細かくは書きませんが、腰痛や貧血でそんな事が起こるだろうか?というような異常な状態でした。
そして、すぐに獣医さんへ連れて行きましたが、なかなか回復しなかったのです。
その後、オシッコは15時間、ウンチは45時間も出ませんでした・・・。
これまで体に異常があって獣医さんへ行って抗生剤などの治療を受け、すぐに回復しなかった事はなかったと思います。
その時は楽観的でしたが、結果から考えてみれば、この日がノアローの最後の日々の始まりだったと思います。
気管の炎症もいつまでも治らず最後は肺にまで拡がり、その間に消化器は衰え、特に嘔吐が酷かったです。
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